願わくは花の下にて春死なん
昨日はまさに満開になった桜の花見に出かけられた方も多かったのではないでしょうか。私はかみさんと娘の三人で福山市議会議員選挙の投票のため、水呑小学校へ向かう途中にある水呑川の土手の桜を見ました。写真やテレビとは違い実際に見ると、やはり素晴らしいですね。心が震えるほど感動しました。この桜を見ると詠みたくなる和歌があります。
『願はくは 花の下にて春死なん その如月の 望月の頃』
(願うことには、桜の花が咲いているもとで春に死にたいものだ。それも、陰暦の二月十五日の満月の頃に。)
この和歌は、歌人・西行の歌集である『山家集』に収載されています。厳しい寒い時期を乗り越え、美しく咲き、はかなく散っていく桜の花に、人の生死を重ねてしまいます。西行も桜をとおして輪廻転生の姿を見ていたのでしょうか。
さて、4月1日より障がい福祉サービス報酬改定が行われました。ひと昔前なら報酬改定説明会が開催され、理解を深めることができたのですが、コロナ以降は一堂に会すやり方は消滅し、動画配信のみとなりました。ちょっぴり、寂しいですね。
就労継続支援B型の主な変更点は次の通りです―――。
1)人員配置の変更 「6:1」が新設
2)平均工賃月額の算定方法の見直し
① 前年度の工賃支払総額を算出
② 前年度の開所日1日当たりの平均利用者数を算出
③ ①÷②÷12か月で1人当たり平均工賃月額を算出
3)処遇改善関連の加算は「福祉・介護職員等処遇改善加算」に一本化
4)「目標工賃達成加算」新設
5)「短時間利用減算」新設
→4時間未満の利用者が全体の50%以上の場合の減算
6)「業務継続計画未策定減算」、「情報公表未報告減算」、「虐待防止措置未実施減算」新設
7)B型利用申請前には新サービス「就労選択支援」を利用