五十は青年、男の盛りは八十から

今日から二十四節気の「雨水」に入りました。雪や氷が解け、雪に変わり雨が降るころ。昔から農耕をはじめる時期の目安とされてきました。芦田川の河川敷もうっすらと緑色に色づいているところもあり、また山に目を移すと春らしい霞を愛でることができます。朝早く歩いていますと、冬とは異なる春の香りを感じます。春はもうすぐそこです。

さて、3月の献立表が完成し、お取引先に郵送しました。明日から店頭にも献立表の配布を開始します。特別メニュー、定番メニュー、準定番メニューなど大幅な見直しを行い、今まで以上に喜んでいただける内容となっております。ぜひ3月の献立表をご覧ください!

浅野セメントや日本鋼管などの創業者・浅野総一郎が佐藤義亮(新潮社の創業者)にこう言ったとそうです。

「大抵の人は正月になると、また一つ年を取ってしまったと言い、殊に年配になると正月がくるのを恐がるが、私は年なんか忘れてしまっている。そんなことを問題にするから、早く年がよって老いぼれてしまう。この世は一生勉強していく教場であって 毎年一階ずつ進んでいくのだ。年を取るのは勉強の功を積むことに他ならない」

勉強とは学問だけでなく仕事を通じて自分を磨くことで、その勉強に真剣勝負の心構えで臨むことが必要、それを積み重ねて一年に達した時、人生学の教場の一学年を卒業させてもらえる、と語り、更に佐藤氏に対して‥

「私にとってはこの人生学の教場を卒業するのは まず百歳だろうとちゃんと腹に決めている。昔から“男の盛りは八十から”という。あなたは五十代だそうですが、 五十などは青年、大いにやりなさい」

 私も五十代。まだまだ老け込んではいられません。一日一日、悔いのない生き方を積み重ねたいと強く思いました。