100人のうちの一人になる!

 すっきりしない梅雨らしい天候が続いています。深夜には激しい雨が降っており心配しましたが、昼には雨もやみました。天気予報によると、明日は太陽を拝めるかもしれません。

 6月が終わり来週からは7月。嫌気がさすほど日が経つのが早いですね。年初、自分に課した課題や計画は手につかず、目先のことに追われるばかりで、時間だけが過ぎて行きます。仕切り直しせねば・・・。

 7月3日から新紙幣が発行されます。7月4日以降、順次新紙幣へ切り替わることになります。新たな紙幣には、一万円札に「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、五千円札に日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、千円札に破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎のザインとなります。デザインが変わるのは20年ぶりのことだそうです。店頭でも新旧の紙幣が混在することになります。紙幣がどのように変化していくのか、興味津々です。

 今日の作業は、利用者様二人と「なすのミートグラタン」を作りました。まずは茹でたポテトを底にいれて、なすがたっぷり入ったグラタンソースを容器についで、パプリカ、そしてチーズをのせ、焼き上げれば完成。できたてのグラタンの香りに、生唾ごっくん。絶対にうまいヤツです。このグラタンを目当てに来店されたお客様がおられましたが、今日は予約分で完売してしまいました。折角、足をお運びいただいたのに、申し訳ございませんでした。次回のグラタンは9月以降を予定しています。もっともっとおいしいグラタンを作りますので、次回はぜひともご予約ください。

『ユニクロはなぜ挑戦し、発展し続けるのか ~ ファーストリテイリング・会長・柳井正』

 衣料品店ユニクロの1号店が広島市中区に開いて40年を迎えました。今はその1号店はありませんが、世界中に2400を超す店舗を展開するグルーバル企業に成長しました。

迷っている時こそチャンス

 日本にはいま閉塞感があって、皆さんは何かチャンスがないように誤解されているようですけど、みんなが困っていて、どっちの方向にいこうかと迷っているときにこそチャンスが本当はあるんです。日本はいままでのやり方では駄目だと思い始めていますが、そんなときこそ新しいやり方はこれですよ、自分たちはこういう新しい企業ですよ、とアピールすれば、そこに活路が拓けるんじゃないかと思うんです。だから、僕としてはそういうことを人よりも先にやりたい。事業というものは、ある意味では早いもの勝ちですからね。ほとんどの人が同じようなことを考えているんですけど、100人いたら99人は本気で実行していないんです。100人のうちの一人になろうと思わない限り、事業というものはうまくいかないと思うんです。

リスクを他人に転嫁するな

 上場するまではずっと自己資本比率が10何%あるかないかという状況だったので1シーズン棒に振ると、もうつぶれてしまうんです。そういう企業だったので、リスクがコントロールできない限り、生き残っていけなかったんです。リスクというものは逃げれば逃げるほど向こうからやって来るんです。リスクを本当にコントロールしようと思ったら、リスクはこれだとはっきりわかって、それをコントロールするためにどういうことをやったらいいのかということを、自分のこととして考えない限りコントロールできない。そのリスクを人に押しつけていたら、人はそのリスクを自分のことではないのでコントロールしない。当たり前のことですよね。

 柳井会長は同じ大学、同じ学部の先輩にあたります。頭脳も、行動力も、何もかも足元にも及びませんし、ぬるい考えの持ち主である私には柳井会長のようにストイックな生き方は絶対にできません。ただ一つ、会社と社員を思うパッションは同じくらい持っていると勝手に思っています。