至誠息むこと無し ―― 「一個入魂」の積み重ねが結ぶご縁

お釈迦様は、人の生き方には四つの道があると説かれました。

闇より闇におもむく者

・闇より光におもむく者

・光より闇におもむく者

・光より光へとおもむく者

その中には「闇から光へと向かう人」がいれば、反対に「光から闇へと転落してしまう人」もいます。この違いは、生まれ持った境遇で決まるものではありません。私たち自身の「行い」と「言葉」、そして「意志」によって、人生はいかようにも変えていけるのです。

仏教では、万物には固定した実体がない『空』と教えます。 だからこそ、今がどんなに困難であっても、自らの力で光へと転じることができます。その変えていく原動力となるのが、他ならぬ「至誠」、すなわち、この上ない「まごころ」です。

中国の古典『中庸』には、「至誠無息」という言葉があります。 まごころを一時的なものにせず、あきらめずに保ち続ければ、必ず目に見える成果が現れるという意味です。

ひとつのお弁当に、ひとつの魂を

過日、大変に有り難いご縁をいただきました。 いつも事務の方にお弁当をお届けしている造船会社様から、「毎週金曜日は定期的に、現場で働く職員さんたちにも幅広く食べてほしい」とのご相談をいただいたのです。また、別の会社様からは、4月の入社式という門出の席に添える「特別弁当」50食のご注文を賜りました。

これらは、私たちが日々大切にしている「一個入魂」の積み重ねを、お客様が高く評価してくださった証であると、身の引き締まる思いです。

お弁当の箱に詰めているのは、単なる食材ではありません。 「今日も一日、健やかであってほしい」「このお弁当が、午後への活力になりますように」 そんな私たちの思いを一個一個に込めています。

これからも「光」に向かって

私たちの毎日は、決して華やかなことばかりではありません。 それでも、目の前の一つひとつのお弁当に魂を込め、倦(う)まず弛(たゆ)まず続けていく。この「至誠」を貫くことこそが、お客様の笑顔に繋がり、私たち自身の人生を「光」へと導いてくれるのだと信じています。

これからも「うららかな風」は、皆様の心とお体を満たす「至誠のお弁当」をお届けしてまいります。 新しい季節、皆様の歩みが光に満ちたものでありますよう、心よりお祈り申し上げます。