歩けない、でもあと一歩前へ!

 今日は一日中すっきりしない一日でした。天気予報では、深夜から朝にかけ雨が激しく降るとのこと。避難の指示があった場合は、聞き流さず、行動に移しましょう。

 今日は、昨日から体験利用の利用者様と牛すじカレーの盛り付けを行いました。盛付の作業工程としては少なかったのですが、大人気のカレーで、たくさん作りました。体験利用者様には福神漬けを入れてもらいました。初めてとは思えないほど、正確に入れてくれました。good!今日で体験利用が最終日でしたが、正式に仲間となり、一緒に働くことができれば嬉しいです。

「最後の5分」を踏ん張ってみませんか?

 学校での落第、4回。転職の回数、およそ20回。しゃべるのがヘタで、人とのつきあいもうまくない。冗談を言って、出世のチャンスを逃す。いろいろな失敗がありますね。この全てが、後に総理大臣になる人たちの若い頃の話です。落第4回は、石橋湛山。転職を繰り返したのは、高橋是清。社交的でなくずっと悩みだったのは、浜口雄幸。冗談が仇(あだ)となり出世のチャンスを逃したのは、吉田茂。忘れてならないのは、有名なアメリカのリンカーン大統領は、大統領になるまでの間、選挙に9回も落選しています。

 戦国時代に遡ると、豊臣秀吉は、若い頃、ある侍の家で働きますが、仲間とうまくやっていけずに、クビになります。農民から天下人になった、人から好かれて出世した、あの秀吉が、です。明治維新の立役者・西郷隆盛は、上司に嫌みを言って、遠くの島に送られてしまいます。弱みのない人なんて、いません。英雄も、大統領も、総理大臣も、みんな私たちと同じように、弱点や悩みを持っているのです。では、彼らは弱点や悩みを、どうやって良い方向にもって行ったのでしょうか。

 それは、「失敗したから」です。失敗するには、チャレンジしなければなりません。チャレンジして、失敗して、反省して、またチャレンジする。そうやって弱点や悩みを、少しずつ良い方向にもっていったのです。

 アメリカの大統領、セオドア・ルーズベルトは、「ミスをしない人間は、何もしない人間だけだ」と言っています。失敗した、ということは、何かにチャレンジしたわけです。ですから、失敗は、とても大切なのです。チャレンジしなければ、何も実現しないのですから。とは言え、できれば失敗はしたくないもの。先ほどの、戦前の総理大臣・浜口雄幸は「自分は、失敗の数はたくさんあるが、成功の例はきわめて少ない」と言っています。その浜口が自分の失敗を反省して「成功のひけつ」をのべています。

 成功のひけつの第一にあげているのは、「自分がやる仕事が、世の中のためになる仕事であること」としています。なぜなら、そういう仕事は、信念を強く持てるから。この信念をふくめ、8つのことを述べていますが、最後の8つ目を「もっとも大切なところ」と言っています。それは、「最後の5分間のふんばり」。もう、くたびれて一歩も前に歩けない、そんなときでも、あと一歩、前に出るのです。つかれきって、勇気が出ない。でも、「最後の5分」、その最後のところで、もう一歩だけ、前に進むのです。失敗には、いろいろな種類があります。中でも、あと少し準備をしていれば防げた、ということが、とてもたくさん起こります。後悔をしないためにも、「最後の5分間」をふんばってみませんか。失敗は、してもいい。でも、後悔しないためにも、「最後の5分」を、やり抜きましょう。そうすれば、どんな結果であっても、必ず次につながります。