一日は一生の縮図
明日は二十四節気の「春分」です。春分の日は昼と夜が同じ長さになる日であり、自然をたたえ、生き物をいつくしむ日とされています。そして待ちに待った桜の開花ですが、広島県は3月24日の予想です。週末には開花宣言の報が聞けるかも知れません。ワクワクしますね。
新規のお客様からご注文を頂く機会が増えました。お客様からご紹介を頂いた会社様、ポスティングしたチラシをご覧になった会社様、ホームページで関心をお寄せ下さった方など様々。私たちのような弁当屋だけでなく、コンビニやスーパーなどたくさんの選択肢がある中で、機会を頂いたことは本当にありがたく、感謝しております。私たちが取り組んでいることは、特別なことをしている訳ではありません。料理長をはじめスタッフ、利用者様がそれぞれ最大出力で弁当作りに取り組むこと、決して「これでいいや」と思うことなく、一個たりとも妥協しないことを日々積み重るねております。そして、私たちの合言葉は―――。
「一個入魂!」
森信三先生の著書「幻の講座」から「一日は一生の縮図」の章の一部を紹介します。
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わたくしたちが、自分の人生を真に充実して生きようとしたら、結局「今日」の一日を、いかに充実していきるかということが、最後の「秘訣」といってよいでしょう。
それというのも、人間の一生といいましても、結局は一日一日の積み重ねの他ないからであります。したがって、もし今日わたくしが、当然すべきであり、かつやる気になればやれる仕事を、もししなかったとしたら、それは結局明日に延ばすことになりましょう。
ところが、一生といっても、結局は一日一日の積み重ねの他ないわけですから、その日の予定を翌日に延ばして平気でいるということは、そういう人の仕事は、結局あの世へ持ち越しとなるわけであります。すなわちその人の人生は真の完成にはならないのであります。随って一人の人生が、真に充実した一生になるかならないかは、その人が「今日」一日の仕事を、やり遂げるか否かによって分れるわけであります。
そしてそれを他のコトバで申しますと、われわれの人生は、結局「今日」という一日の上に、その「縮図」が見られるわけであって、それが今日わたくしがテーマとして 掲げた「一日は一生の縮図なり」ということになるわけであります―――。
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様々なジャンルの、たくさんの偉人たちが仰られていますが、やはり「千里の道も一歩から」。一歩一歩を踏みしめながら、一日一日を悔いのないように生きていくことが大切なのだと思います。