過去を負うな。未来を願うな。

今年は元旦から大変なスタートになりました。マグニチュード7.6、震度7という巨大地震が能登半島を襲いました。現在分かっている死者は81名と報道されておりますが、未だ全容が分かっておりませんので、死者数はまだまだ増える可能性があります。正月という一年の門出を祝う日に、悪夢のような地震を起きたことに神を恨めしく思いました。

私たちができることは、日頃から地震、津波、豪雨‥様々な天災に備えておくことです。何をおいても「命あっての物種」です。皆様もその時が来たら、命を守ることを最優先に行動してください。「いままで大丈夫だったから、今回も‥」は、もはや通用しません。

そして、一昨日に発生した日本航空機と海上保安庁の飛行機の接触事故。海上保安庁の飛行機に搭乗していた6名のうち5名が死亡。しかしながらJAL機の乗員・乗客には死亡者がでませんでした。判断を間違えれば大惨事となっていた可能性がありますが、日頃の訓練の成果が命を救ったのでしょうか。それにしても海上保安庁の飛行機は先の地震の被災地に向かう予定であったとのことです。地震が起きなければこんなことには‥とやり切れない思いがします。

「また明日会いましょう」、「また明日にしよう」と言いますが、戦争、天変地異、事故などは不意に訪れ、明日も必ず会えるという保証はありませんし、明日も今日と同じ暮らしが訪れるとは限らないのです。ですから一日一日、この瞬間を大切に生きること、一期一会、人との縁に感謝しながら生きていくことが大切なのです。

【お釈迦様の言葉】
過去を負うな。
未来を願うな。
過去はすでに捨てられた。
未来はまだやって来ない。
だから現在のことがらを、
現在においてよく観察し、
揺らぐことなく動ずることなく、
よく見きわめて実践すべし。
ただ今日なすべきことを熱心になせ。