愛があるなら叱りなさい
あっという間に週末になりました。日が経つのは本当に早いですね。秋が終わったと思ったら、師走がすぐ目の前に迫っています。
中国の唐の詩人の詩の一節です。
年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず
(毎年、その時季にきれいな花が咲きます。しかし去年一緒に花を見た人はもういません。)
一年の四季は何度も巡ってきますが、人生は一度限りであることを気付かせてくれます。いま、この一瞬を決して無駄にせず、自分のために、そして自分以外の人のために、全力で生きましょう。
さて、昨日スタッフが、利用者様に感情的になる場面がありました。その利用者様は注意しても同じ過ちを繰り返します。また周囲を不快にさせるような耳障りな言葉を発し、やはり注意するのですが繰り返されます。私たちには絶対に守らなければならないこと(弁当作りにおける食品衛生や弁当の品質に関すること)があります。厳しく指導しなければならないときがあります。避けることはできません。ただ厳しい指導を行った後は、フォローが必要不可欠です。
鬼コーチの異名をもつアーティスティックスイミング(かつてシンクロナイズドスイミング)の井村雅代コーチ(元日本代表監督)。テレビを通して見る井村コーチはいつも鬼の形相で、厳しく、怖いイメージがあります。そんな井村コーチがこんなことを話されています。
「愛があるなら叱りなさい。叱っている時の私は、あなたをいまよりも絶対によくしてやる、よくなるまではあなたの傍を離れない。ただそれだけを思っています。」
深い愛情を感じ取ることができれば、厳しい言葉も飲み込むことができるのです。