感謝を添えて‥
配達、店頭販売ともに目に見えてご注文が増えてきました。特に店頭販売はスタート当初は対応し切れないほどたくさんのお客様にお越しいただきましたが、1か月経つと売り上げが鈍り、3か月経つと半分に減りました。飲食業界は流行り廃りの早い業界ですが、まさにその厳しい現実を痛感させられました。そんな時にも皆に語り続けた言葉は、「ワンチーム」と「一個入魂」の精神です。この思いさえ持ち続けることができれば、必ず良いものができる。良いものができればご注文いただけるはず‥。そしていま、当時のような強烈な売り上げではありませんが、安定して高い品質を維持できるようになり、またベーグルなど新しいジャンルの開拓にも挑戦しお客様の層も広くなってきました。しかし順風な時期は決して長くありません。今から品質の向上や新たなメニュー開発が重要となります。今後もやって来るであろう、どんな苦境を前にしても「ワンチーム」と「一個入魂」、そして「感謝」の精神を加えて、取り組めば必ず乗り越えることができると思っています。
さあ!みんな、もっと、もっとおいしい弁当を、もっと、もっと、もっと多くの人に召し上がってもらえるよう努力を継続しよう!
朝礼で言霊の話をよくしています。私の思いを投影してくれているような記事を見つけましたのでご紹介します。
「知人からあじさいの花を贈っていただいた。大きな花瓶に直径一メートルを超す花々が鮮やかな青葉と入り交じり、見る者を和ませ、楽しませてくれる。その花がある朝、すっかり生気を失い、しおれてしまっているのを目にした。前の晩、水をあげるのを忘れたのである。あわてて水をあげると、ほどなく花々は一斉に生気を吹き返した。花の命の元は水、と改めて感じ入ったことだった。
では人間の命の元は何だろう、と考えた。それは言葉である。それも美しい言葉、心を鼓舞するような言葉である。汚水が花を枯らすように、人を貶め損なうような言葉は、逆に人間の心を腐らせ、滅ぼす。心をどういう言葉で満たし、潤しているか。それがその人の人格を決定し、人生を決定する。言葉の人間に及ぼす力の大きさを、私たちは忘れてはならない。」