店頭販売での様々な出会い

店頭販売をはじめてから、色々な方に出会います。

たとえば―――

毎日お越しになる年配の女性。現在は一人暮らし。息子さんの話や自身のダイエットの話など明るく話しをされます。ただ時折、「たまには息子から電話ぐらいかけて欲しい」と少し寂しげな表情をされます。息子さんには到底及びませんが、息子さんに代わって色々なお話をさせてください。また明日、お待ちしております。

市内に2か所の塾を経営されているお若い男性。店頭販売をスタートした当初からの常連さんです。不定期ですが塾がはじまる前の腹ごしらえで、お弁当を1個買っていかれます。「こんなに安くておいしい弁当はない」といつも力強く仰っていただきます。そして、今日から4日間、お弁当のご注文を頂き、塾にお届けすることになりました。連日夜遅くまでお勤めされるそうですが、くれぐれもお体に気を付けてください。

いつも笑顔で、気さくに話をして下さる主婦の方。うららかな風の利用者さんにも、やさしく声をかけてくださいます。日替わり弁当の副菜の「さつま芋のレモン煮」をとても気に入られ、家でチャレンジされたそうですが失敗。料理長に調理方法を教えてもらい、すぐに作られたそうです。「とても美味しく出来たんです。秘伝のレシピを教えていただき感激です!」と報告してくださいました。作り方をお知りになりたい方がおられましたら、お気軽にお声掛けください。

障がい者の福祉施設と言えばクローズドなところがまだまだ多いのが実情です。しかし私たちうららかな風は、弁当の購入が目的とは言え、たくさんの人が施設に訪れてくださいます。障がいを抱える方とスタッフがワンチームとなり、弁当を作っている様子を見ていただくことになります。隠すことはできません。なぜなら、オープンキッチンだからです。そして、私たちの主戦場であり、利用者さんにとっての晴れ舞台です。

地域交流と謳わなくても、日常の営みの中でふれあうことで自然に垣根がなくなる―――そういう取り組みを継続し、根付かせることが、うららかな風の使命であると思っています。