9月の献立表が完成しました!

9月の献立表が完成しました。季節が夏から秋に変わります。季節をしっかり感じられる食材を取り入れた、秋らしいメニューに仕上げました。9月のメニューをぜひご覧ください。

今年のお盆も終わりました。皆さんはお墓参りに行かれましたでしょうか?私は施設に入所している母を連れて、父の墓前で一緒に手を合わせました。父が亡くなりもう四半世紀が経ちました。父の顔も、声も、仕草も、記憶の彼方となり薄れていくばかり。そして私も父が亡くなった年齢に近づきつつあります。この歳になると、生きることの意味を考えない日はありません。生物学的定義で「生きる」とは、「一定の構造と機能をもち、自己維持しながら外界と物質・エネルギーのやりとりを行い、成長・繁殖・進化するシステム」というのだそうです。いかがですか?これは無機質な捉え方で、私は嫌悪感を抱いてしまいました。もっとわかりやすい言葉、身近な言葉はないか‥生きることとについて古今東西いろんな言葉が伝わっています。

谷川俊太郎さんの詩にはこう書かれています。

生きているということ 

いま生きているということ

それはのどがかわくということ 

木漏れ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ 

くしゃみすること

あなたと手をつなぐこと‥

次に、永六輔さんの大往生という本では次のように書かれています。

生きているということは

誰かに借りを作ること

生きていくということは

その借りを返していくこと

私は永六輔さんの言葉が腑に落ちました。亡父からのたくさんの借りを返せぬまま別れました。その借りをこの世の中にお返ししてから逝きたいと思っています。