自分事、巨大地震に備えましょう

 朝の送迎の際に車の温度計を見ると氷点下1度の表示。3月中旬になりましたが、とても寒い朝になりました。あの日も今日のような寒い日だったと記憶しています。

 日本人にとって3月11日は、特別な一日です。東日本大震災は2011年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9.0の巨大地震による死者・行方不明者が2万2200人以上にのぼる大災害です。東京電力福島第一原子力発電所の事故も発生しました。国内史上最大の地震による最大震度7の揺れ。北海道・東北・関東の沿岸を襲った大津波。日本の形を変えるほどの地殻変動。あの日から13年の歳月が経ちました。

 そして、今年1月1日には能登半島地震が発生しました。東日本大震災と同様に壊滅的な町の様子を目の当たりにすると、息苦しくなります。地震から2ヶ月、未だライフラインも復旧していない地域もあり、復興には相当な時間を要することでしょう。

 地震や火山が専門の地球科学者であ京都大学・鎌田浩毅教授は警告しています―――

 日本では近年、大規模な地震が相次いでいます。1000年に1度といわれる東日本大震災以降、日本列島が地殻の変動期に入り、大地震や火山の大噴火がいつ起きてもおかしくない不安定な状況になっています。それに追い打ちをかけるように、約100年周期で起きる南海トラフ巨大地震が、2035年前後に起きることが分かっています。南海トラフ巨大地震。日本の広範囲のエリアで膨大な被害をもたらすことが予測される巨大地震で、マグニチュード8.0クラスの地震となり、大津波がくると想定されています。

 広島県のホームページには、「南海トラフ巨大地震により広島県内では、最大震度6強の揺れや最大2m近くの津波が想定されています。地震がこれまで少なかった地域でも、甚大な被害が発生する可能性があります。地震発生時の被害を最小限に抑えるためには、事前の準備が欠かせません。」と書かれております。もう他人事ではありません。自分事として、安全を守るために、命を守るために、地震への備えをしっかりと行いましょう。

 さて、今日の特別メニューはタコライスでした。大人気のメニューで、たくさんのご注文を頂きました。タコライスのルーツは、1984年にメキシコ料理の「タコス」がヒントになって誕生した、沖縄オリジナルの名物グルメです。見た目の鮮やかさはもちろん、フレッシュなトマトの酸味とスパイシーなひき肉、シャキシャキのレタス、チーズの織りなすハーモニーは、多くのタコライスファンの舌をうならせている、うららかな風の定番中の定番メニューです。来月もメニューにいれる予定ですので、まだ召し上がられていない方は、ぜひご注文ください。