真相を知らず解決なんて‥

今日は先週終了したチャレンジウィークの生徒さんが通っている向丘中学校の先生からお弁当の注文を頂きました。お弁当をお届けすると、職場体験に来てくれた二人の女子生徒さんがそこに。「また来てくださいね」と伝えると、にっこりと笑顔で返してくれました。ありがとうございます。楽しそうな学校生活を送る生徒さんを垣間見ることができ、うれしく思いました。

障がい福祉を営む者にとって、絶対に過去のものにしてはいけない事件があります。2016年7月26日、相模原市にある県立の知的障がい者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が殺害された事件から26日で7年になりました。元職員である植松死刑囚が施設に侵入し、刃物で入所者19人を殺害、職員を含む26人に重軽傷を負わせるという凄惨な事件でした。

植松死刑囚は犯行時、鉢合わせした職員らに「障がい者を殺しにきた。邪魔をするな」などと脅し、入居者に声をかけつつ返事がない入居者らを狙って次々と‥。

「障がい者なんていなくなってしまえ」

かけがいのない人生を、こんな人物の手により終えなければならなくなった無念はいかばかりか。怒りで体が震えます。胸が締め付けられます。息が苦しくなります。

植松死刑囚が「遺族を悲しみと怒りで傷つけたことをお詫びしたい」と記者に話したそうですが、殺傷した被害者に対する言葉は一切なかったそうです。

そして―――

津久井やまゆり園は取り壊され、再建されました。2年前の2021年8月1日に入所が再開されています。この様な残忍な事件が二度と起こらない社会になったのでしょうか。私は真相を究明せず、解決することは絶対にないと思っています。みなさんは、この事件をどう受け止めていますか。