宝島は必ずある!
私は田尻・鞆方面の弁当配達を担当することが多いのですが、その田尻町で3月17日(日)にあんず祭りが開催されます。県道で田尻町内に入ると、杏の街路樹が数百メートルにおよんで植えられています。数日前までは、祭りに間に合うのだろうかと疑問に思うほど開花の雰囲気すら感じませんでしたが、目を凝らして見ると、濃いピンク色の蕾が枝にぎっしり。ところどころ、花が開いている樹もありました。今日から晴天が続き気温も高くなりますので、祭りの日には一気に開花することでしょう。ちなみに杏の花は2~3日で満開になり、すぐに散っていきます。みなさんも、春を感じに杏の花見に出かけてみてはいかがでしょうか。
今日もたくさんのご注文と、多くの皆様にご来店いただきまして、誠にありがとうございます。ある企業様から、毎日数十食のご注文の相談を頂戴しました。正式な注文の可否の判断はご試食を経てからになりますが、数ある弁当屋から試食のチャンスを頂けるだけでありがたく、心より感謝しております。あくまで私たちは日々実践している「一個入魂」を貫くのみ。一個たりとも手を抜くことなく、目の前の弁当に心血を注いでお作りいたします。
アメリカ映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞の各賞が10日、ロサンゼルスで発表され、長編アニメーション賞に、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が選ばれました。日本の作品が長編アニメーション賞を受賞したのは、2003年に同じく宮崎監督の「千と千尋の神隠し」が受賞して以来の2度目の受賞となります。10年以上前にある雑誌のインタビューで映画にかける思いを語っておられました。
『ぼくには、鉛筆と紙があればいい。才能はたいていの人が持っているんだけど、才能のあるなしじゃなくて、それを発揮するエネルギーがあるかどうか。面白いものはこの世界にいっぱいある。キレイなものや、まだ出会ってないかもしれないけれど、いいこともいっぱいある。それを子どもたちに伝えたい。ただそれだけですね。映画の中じゃない。映画の向こうにいっぱいあるんです。宝島なんてないと思っている 子供たちがたくさんいる。だけど、本当はそう思い込んで世界を狭くしているだけじゃないのかなあ。出会えたら素晴らしい人とか心打たれる風景はたくさんある。出会う前、見る前に諦めちゃいけない。』
監督にとってはアカデミー賞という権威に認められるよりも、一人でも多くの子供に「面白かったよ」と言ってもらう方が価値を感じておられることでしょう。