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私たちの想い

うららかな風のように

就労継続支援事業所の名称を「うららかな風」と致しましたのは、日々の暮らしの中では心躍るときも、ざわつくときも、悲しいときも、腹が立つときも、いろんなことがあります。どんな時も、春のうららかな風のように、あたたかで心地よい事業所をつくりたいとの想いからでした。

福山市の現状

事業所があるここ福山市では、2021年に「福山市障がい者プラン」を策定し、障がいの有無によって分け隔てられることなく，相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指していますが、本市の障がい者手帳所持者数約27,000人に対し就労継続Ａ型事業所およびB型事業所の開設数はまだまだ少ないのが現状です。
私はこれまでの数十年間、医療法人・社会福祉法人で勤務し、医療・福祉業界に携わってまいりました。 そして、率先して障がい者雇用に取り組んできましたが、本市の障がい者の就職率は50％を切るなど、障がい者が自ら仕事を選択して就労することはまだまだ難しい世の中であると感じておりました。

「食」を通した福祉サービス

一般企業の障がい者雇用に対する認識は、ここ数年で大きく変化してきましたが、まだまだ障がいを持つ方を受け入れる体制が整っていない企業も多く、また障がいを持つ方がいきなり一般企業で就職することに高い壁を感じていることもあり、就労継続事業所の必要性および存在意義を多々感じることがありました。 また、自分自身、歳を重ねるごとに「健康の源は食である」ということを痛感しており、年々、食に対する興味が深くなっていると感じています。 そこで、生活拠点である水呑地域で就労継続事業を開設し、健康長寿には欠かせない「食事」に関わる生産活動に携わっていただきながら、障がいのある方に「働くことの喜び」、そして「地域に出ることの楽しみ」を感じていただきたいと思い、就労継続支援事業所の開設を決意いたしました。

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