仁丹って、そうだったんですね。
送迎や弁当配達の車内で、利用者様の意外な一面を発見することがあるんです。
先週、弁当配達で鞆の浦に向かう車中での会話です―――
「社長、仁丹の創業者の森下茂三は鞆の浦の出身なんです。はい。」
「そうなんですか。鞆の浦にはよく出かけますが、仁丹、仁丹とPRされていませんね。」
「そうなんです。残念ですが、鞆の浦の土産物店に行っても買えません。ザグザグ(ドラッグ・ストア)に行って買うしかありません。仁丹が誕生した明治時代は薬も少なく、仁丹はよく売れました。そのお金で東京に12階建ての広告塔も建てていましたが、関東大震災で倒壊しました。はい。」
「なぜそんなに福山の歴史に詳しいのですか」
「時間があると図書館に行き、福山の歴史の事典を見ます。はい。あと両備鉄道という鉄道が走っていましたが、現在の福塩線の‥」
次から次と話が尽きません。私は福山に約25年暮らしていますが全く知りませんでした。とっても勉強になりましたし、福山の歴史を語ってくださるご様子は本当に楽しそうでした。もっと沢山の福山の歴史を聞かせてください。
さて明日のご注文ですが、日替わり弁当よりベーグルのご注文数が圧倒的に多いんですよ。喜ばしいことは間違いありませんが、すっきりはしません。やはり、お弁当屋ですので内心は複雑です。今日の午後からは、自称ベーグル担当大臣(写真)による生地作り。こねる量も半端なく、終わった後は「腕が上がりません」。
明日ご注文された方、楽しみにお待ちください。