人生が夢をつくるんじゃ無い!夢が人生をつくるんだ!!
今日は、二十四節気の「小雪」です。雪が降りはじめる頃。冷たい北風が木々の葉を落とし、橘の実などの柑橘類は黄色く色づいてきます。送迎やお弁当を配達しているとき街路樹や山々を見ると、黄葉がはじまっており、深まりゆく秋を実感します。まだの方は急いで冬支度をしておきましょう。
「3分かな?」、「いや10分くらいじゃない」
消防訓練で消火器が使用できる時間はどれくらいですか?と尋ねた際の利用者様の回答です。正解は15秒です。正解を伝えると、みんなポカーンとした表情になりました。短い時間しか使用できませんので、目標を定めて噴射することが大切です。消防署から借用した水消火器で訓練を行いましたが、実際の火事に直面した場合、冷静に初期消火を行うことは至難の業。だからこそ、繰り返し繰り返し訓練し、定期的に学び直すことが重要ですね。
12月の献立表が完成しました。うららかな風では、宅配弁当および店頭販売を行っております。宅配弁当では、個人様宅だけでなく、企業や団体様、行政や教育機関様、医療や介護・福祉機関様にお弁当をお届けしております。定期的なご注文に限らず、週1回、月1回などスポットでのご注文も承っております。12月24日(火)は恒例のクリスマススペシャル企画のお弁当をご用意いたしました。限定250食としております。ぞくぞくとご注文が届いておりますので、お早めにご予約くださいませ。
週3回の特別メニューでは、毎回趣向を凝らしながら、皆さまに喜んでいただける内容としております。自家製のベーグルや新メニューのピタパン、大好評の焼きさば寿司やとんカツ弁当といった週替わりのメニューや、3時のおやつにぴったりの手作りスイーツもご用意しております。皆様からのご注文を心よりお待ちしております。
ひとの生(しょう)を うくるはかたく やがて死すべきものの いま生命(いのち)あるはありがたし 正法(みのり)を耳にするはかたく 諸仏(みほとけ)の 世に出ずるも ありがたし(『法句経』一八二より)
前半は人命の尊さについて、後半は人生の目標となる教えや人々との出会いについて説かれた教えです。あらためて考えてみますと、人命は平等に尊いものですが、人生とは決して平等ではありません。たとえ兄弟姉妹であったとしても、一人一人、顔も違えば性格も異なります。それぞれの命が平等だからといって、同じ様な人生になる筈はありません。むしろ十人いれば十通りの人生がある筈です。
ところが日本人は横並び意識が強く、「他人が持っているものを持っていない自分は不幸である」と考えがちです。また格差が拡大している昨今、お金のために安易に「闇バイト」に加担し、無関係な人から手段を択ばずお金を奪う無差別強盗殺傷事件が後を絶ちません。自分のためなら、他人の人生がどうなろうと関係ない。自身の生活のためなら他人を殺しても構わない。こんな境遇を招いたのは、政治のせい、会社や学校のせい、親のせいであるという意識が根底にあるように感じます。しかし人生というのは誰かから与えられるものではありません。自分自身で切り拓いていくものです。有意義な人生をおくるのも、そうでないのも、それを決定するのは自分自身の行いです。それは決して生まれ落ちた境遇で全て決まるものではない筈です。
大谷翔平選手が、高校三年生の時に書いた人生のスケジュール表を見ると、真ん中に大きく「人生が夢をつくるんじゃ無い!夢が人生をつくるんだ!!」と書かれています。「恵まれている人生だから夢を持つことができる訳ではない。夢に向かって努力することが素晴らしい人生を作るのだ」と私は解釈しました。弱冠十八歳にして流石だと言わざるを得ません。そうした心構えで生きてきたからこそ現在の大活躍もあるのでしょう。勿論、育った環境など、私たちは周囲の影響を受けずに生きて行くことはできません。恵まれた家庭に生まれた人もいれば、そうでない人もいます。健康な身体で生まれた人もいれば、生まれつき病気がちな人もいます。それらは授かりものですので選り好みはできません。有り難く頂くしかありません。
どんな境遇にあったとしても、どう生きるかは自分次第です。だからこそ大切なのは人生に正しい目標を持つこと。そして目標を達成するための具体策を行動に移しやり通すことです。大谷選手の姿を見ながら、強くそう感じました。