うららかな風はみんな仲良しだよ❤

5月12日は娘の誕生日ですが、昨日の日曜日に11歳の誕生日会をしました。私が11歳のころと比べると、甘やかされて育っているように感じます。これは私の責任なのですが…。
11歳と言えば、私は電車に乗って、三原から西条まで片道40分かけて塾通いをしていました。その塾はとても厳しくて、電話帳のような分厚い問題集を使っており、解けなければその問題集で手加減なく頭をバシッと叩かれていました。小さな身体は吹き飛ぶほど、手加減などは全くありませんでした。今なら大問題になるでしょうが、昭和ならでは、ですね。それまで勉強は一切せず、野山を駆け回っておりましたので勉強はちんぷんかんぷん。ですから何度も何度も叩かれました。それでも勉強が楽しくて仕方なかったです。帰宅後、食事をすると時計は22時を過ぎています。それから更に2時間勉強しておりました。我ながら、よく頑張っていたと思います。
「ペッパーライス」や「えびフライ弁当」を利用者さんと一緒に盛り付けました。休憩時間は一緒に他愛ない会話もたくさんしますが、弁当作りの場面は、いつも真剣勝負です!正直、厳しい言葉で指導することもあります‥。でも、弁当作りが終われば、みんな和気藹々(わきあいあい)。うららかな風は、みんな仲良しなんです!


【うららかなコラム】
5月8日は「つぐない」、「時の流れに身をまかせ」で知られる歌手のテレサ・テンさんが亡くなって30年目の命日でした。何とも言えない、魅力的で美しい歌声は、いまも多くの人たちを魅了しています。日本では主に女心の切なさを歌っていましたが、アジアの歌姫としては自由と民主主義の熱心な支持者でもありました。1989年中国で起きた天安門事件では、民主化運動を香港から歌を送り激励しました。危険を案じる周囲の反対もありましたが、時の流れに身をまかせることなく、強い信念をもち続け、最後まで考えを変えることはありませんでした。
テレサさんは台湾生まれで、活動の拠点は香港。ご両親は中国出身でした。「私はどこにいてもチャイニーズ」と語り、この地域を平和に行き来できるよう願っていました。 死後30年、その思いは届かず、むしろ後退してしまいました。中国政府は「一国二制度」を認めていた香港から自由を奪い、テレサさんの曲に支えられた反政府デモは弾圧されました。中心メンバーは投獄、亡命が続き、民主派のメディアは壊滅しました。
そして、いまその矛先は台湾に向けられており、併合される日も秒読み。天国のテレサさんは、今の中国の情勢を見て、悲しい心情で歌っていることでしょう。