うららかな風が海外進出⁉

店頭販売をはじめて、うれしく思っていることは、地域の皆様がうららかな風に出入りされるようになり、オープンな事業所になったことです。多くの障がい事業所では、なかなか出入りする機会もありませんが、うららかな風は販売コーナーだけでなく、調理室もオープンで、弁当作りを見ていただくことができます。どんな雰囲気の中で弁当が作られているのかご覧ください。

店頭販売をきっかけに「弁当屋」として認知されたのか、異なる地域にある二つの公民館からお弁当の配達注文を頂きましたし、学校から卒業式後の先生方の昼食用として弁当のご依頼もありました。店頭販売を通じて地域の皆様にお役に立てることができ、大変光栄に思っております。

朝の送迎を終えて自分の席に戻ると、机の上になぜか英会話のDVDが置いてありました。Hさんが置いたな…と察しがつきました。でも、なぜ英会話…。理由を聞いてみると、「海外の方がたくさん弁当が売れる。海外に行こう。だから勉強して」。Hさんは、うららかな風のことを気にかけてくれているんですよ。私に英語の勉強をしてほしいそうだ。その気持ちが、うれしくて、うれしくて。私から返した言葉は、「Hさんに通訳してもらうから、勉強して」。ただDVDは私の机に置かれたまま。どうやら私が勉強しなければならないみたいです。