無理をするから実力が養われる
私事ですが、昨日、娘のピアノ発表会が行われました。娘は3歳のころから6年間、ピアノ教室に通っているのですが、ピアノの先生との相性が悪いのか、それともピアノが嫌いなのか、週1回のピアノ教室に行くのも未だに手を焼くときがあります。どちらかと言うとピアノよりは絵を描く方が性に合うようです。
とは言えピアノ発表会は彼女にとっても練習しないといけないと思うのか、課題が決まった2月から6月までの4カ月間、毎日練習を重ねてきました。ちなみに曲名は「ハナミズキ」です。19時を過ぎて学童保育から帰ってからも、練習をしない日はありませんでした。しかし彼女なりに努力してもピアノの先生から厳しく指導され、「もうピアノはしない」と涙を流す日もありました。悔しかったのでしょう。それでも負けずに続けました。
そして、本番の日を迎えました―――
娘よりも上手に弾く子は山のようにいます。お世辞にも上手とは言えませんが、欠かさず練習を積み重ねてきた過程を見ておりましたので、(とっても手前味噌なのですが)感動しました。泣きそうになりました。本当に親バカですよね。音楽の道に進むことは絶対に無いでしょうが、やり抜くことができたことは、娘にとって大切な経験になったと思います。
雑誌にこんなエピソードが載っていました。二刀流の大谷翔平にイチローがこうアドバイスしたそうです。
『無理がきく間は無理をしたほうがいい。無理をすることは大事だ。無理をするから実力が養われる』。
我が娘の小さな背中を見ながら、私自身、日々努力しているだろうか、無理するほどの努力をしているのだろうか、まだまだ努力が足らないのではないか…反省した次第です。
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