未来への扉を開くのは、過ちから学ぶこと
今週は、台風10号の進路に注視しなければなりません。過去、大きな被害を受けないのが福山でしたが、今回は厳戒態勢で臨む必要があります。今から、洪水、土砂災害への備えをしておきましょう。
今日は利用者様とアジフライ弁当の盛り付けを行いました。先月から販売を開始したのですが、大人気でたくさんのご注文を頂戴しております。アジフライが何と2匹も入ってボリューム満点、しかも600円はとってもリーズナブル。お味の方も料理長が太鼓判を押しています!
先週のとんかつ弁当、今週のアジフライ弁当は、うららかな風の新メニューであり、人気急上昇の弁当なんです。ご注文をお待ちしております。
『なぜ破滅へ向かったのか~総力研究所の予見を葬った日本の現実』
長期戦になれば日本は必ず敗れる――。
日米開戦目前の1941年夏、経済や軍事データを踏まえた机上演習で、そんな結論が出される。首相の下に各界から集められた若き精鋭たちの見立て通り歴史は動いた。NHK朝ドラ「虎に翼」で描かれていた総力研究所である。不可侵条約を結んでいた当時のソ連に攻め込まれることまで見通していた。冷静な分析がいかに優れていたかを示しているようだ。
ところが、「日本必敗」の結論は葬り去られる。日清、日露戦争に勝ち、軍部や政府には慢心がはびこっていたのだろう。展望のないまま無謀な戦いに突き進んで、国内外を問わず多くの犠牲者を生む。朝ドラには研究所員だった判事が出てくる。無理筋の戦争を止められなった自責の念に苦しむ姿が胸に迫る。79年目の終戦の日、非戦を誓い続けることが市民の務めだと、心に刻んだ。
机上演習でもヒロシマ、ナガサキは見通せなかった。その原爆を巡る裁判が朝ドラで描かれる。主人公は判事として裁判に関わる。投下は国際法違反だったのか。戦争を始めた国は被爆者にどう向き合うべきか。未来への扉を開くのは、過ちから学ぶことだ。