心のバリアフリー
「うららかな風の壁に絵を描いてください!」
向丘中学校の生徒さんたちに無理なお願いをしました。にもかかわらず、快諾いただき3カ月が経過しました。様々な行事、試験などの合間を縫って、壁画制作に取り組んでくれました。
―――そして、いよいよ今日が壁画の設置日を迎えました
障がい者に向けられる目はまだまだ厳しいものがあります。若い世代が制作した壁画が、心のバリアフリーの役割になればと願っています。そして大人となった生徒さんは、垣根そのものがない、いえ、そもそもそんな垣根など存在しない社会を作ってくれることを期待しています。
昨日は広島県中小企業家同友会福山支部のオンライン研修に参加しました。東京工業大学名誉教授・田辺孝二先生による「未来創造思で挑戦する企業に」がテーマでした。バブル崩壊後世界から取り残された日本、日本はなぜ世界の趨勢から取り残されたのか。厳しい環境の中で経営者にはどのような心構えが必要なのかを学びました。とてもスケールの大きな話でしたが、その中で講師の先生が発した「心定め(こころさだめ)」 お話が私の琴線に触れました。
「苦難がくればそれもよし、順調ならばさらによし、そんな思いで安易に流れず、凡に堕さず、いずれのときにも心を定め、思いにあふれて、人一倍の知恵をしぼり、人一倍の働きをつみ重ねてゆきたいものである。」(松下幸之助)