心が苦しい時にみる悟りの思考回路

今月のブログで紹介した日野原先生の「命の授業」の話を、朝礼で利用者様にも話をしました。

「命とは君たちが持っている時間。死んでしまったら自分で使える時間もなくなってしまう。どうか一度しかない自分の時間、命をどのように使うかしっかり考えながら生きていってほしい。さらに言えば、その命を今度は自分以外の何かのために使うことを学んでほしい」

私は日野原先生の言葉を紹介しただけですが、利用者さんが私の拙(つたな)い話を自分なりに解釈して、まとめてくれたんです(写真)。

しかも―――

「これを読んで少しでもみんなの心が休まれば‥」

みんなの目に触れやすい場所に掲示させて欲しいとのことで、調理室のホワイトボードに貼ってくれました。嬉しいではありませんか。自分だけでなく、周りの人にも気遣ってくれるなんて。あったかさを感じます。すごいです。すばらしいです。

一点だけお願いしたいことがあります‥いろいろなことを考えすぎて、ストレスを抱え過ぎないでください。

さて話は変わるのですが、利用者様のスキルが日に日に上がってきています。洗い物、盛付、下処理だけでなく、少しずつですが調理にも携わっていただきたいと思っています。ただ私たちは弁当作りのプロです。誰でも彼でもお願いする訳にはいきません。

次に紹介する6項目の基準を設けて、それらをクリアしている方に調理を行って頂こうと思っています。朝礼で「いま行っている仕事に満足せず、向上心を持って新しい業務にチャレンジして欲しい」と伝えました。

<ご利用者様の調理業務の要件>
 ①調理業務を行いたいという意欲がある
 ②清潔な身だしなみや衛生管理を遵守することができる
 ③職員の指示を適確に実行することができる
 ④欠席や早退・遅刻がなく、休まず利用している
 ⑤きちんと報連相ができるコミュニケーション力がある
 ⑥調理業務以外の業務も率先して行うことができる