少子化対策で、同窓会に補助金!?

梅雨のようなすっきりしない天候が続いています。長雨が降る前までの福山市は、工業用水や農業用水の取水制限を行うほどの水不足で、「恵みの雨」と思っておりましたが、さすがに一週間続くと嫌気がさします。カビが生えて来そうな身体を、天日干ししたいところです。

18歳から25歳までのいわゆるZ世代では未婚者のうち「将来結婚もしたくないし、子供もほしくない」と考える人が36%にも達しています。国も異次元の少子化対策に向けて国会で審議中ですが、岡山県では前例のない奇抜な取り組みを進めようとしています。

岡山県は、24年度当初予算案7506億円の中に、少子化対策として約199億円を計上しました。その少子化対策費には、直接関係のない『同窓会の補助』が含まれているそうです。「少子化対策に関してはできることは何でもやる」と民間出身の異才・伊原木隆太知事が推し進める少子化対策の一つなのですが、どうして同窓会が少子化対策になるの?と思われる方も多いと思います。

高齢者の同窓会は生存を確認するような意味合いもありますが、若者なら恋愛に発展、そして結婚、さらに子どもにつながる可能性も…。同窓会と言えば往々にして成功者たちのお披露目の場で気後れしてしまいますが、「補助金が出るなら」と足が向くかもしれません。聞けばなるほど、よく考えたものです。

どれほどの効果があるのかは分かりませんが、日本の将来のためにも同窓会が取り持つカップル誕生に期待が膨らみます。