大丈夫ではない‥

今日も35℃以上の猛暑日でした。とても、とても暑い日の午後2時、利用者様から声を掛けられました。

「30分だけ草取りをしたい。一緒に来て」

「・・・・・」

一日で最も暑い時間。すぐには返事ができませんでした。いまか~(涙)

いろいろ抵抗しましたが、結局は一緒に草取りをすることに―――。

終わる頃には二人は汗だくです。草取り中、利用者様のこと、スタッフのことについて、自分が感じている色々な思いを話してくれたんです。いつもマイペースで、周囲のことは我関せず、といったご様子をされていますが、しっかり見ていたんですね。感心しましたよ。でも次からは暑い時間帯だけは避けてくださいね。お願いします。

明治44年(1911年)に生まれ、105歳で亡くなられた聖路加国際病院の元理事長の日野原重明さん。若いころ日野原さんが10歳の子どもたちに向けた「命の授業」で、こんな話をされたそうです。

「命はなぜ目に見えないか。それは命とは君たちが持っている時間だからなんだよ。死んでしまったら自分で使える時間もなくなってしまう。どうか一度しかない自分の時間、命をどのように使うかしっかり考えながら生きていってほしい。さらに言えば、その命を今度は自分以外の何かのために使うことを学んでほしい」。

大切なことを教えてくれる言葉です。