地球がめげてしもうた
最近の台風は「大型の‥」が当たり前になり、線状降水帯は地域を変えながら各地で発生、梅雨が明けると連日35度以上の気温が続いています。
「地球がめげてしもうた」
ヨーロッパ連合の気象情報機関は、7月の世界の平均気温が16.95℃と、観測史上最も暑い月になったと発表しました。 地球温暖化対策の国際的な目標として、産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内に抑えようと取り組んでいますが、7月はあと0.01℃で1.5℃に達してしまいます。
子どもたち、そして、その先の未来の人たちは、この地球にいつまで住むことができるのでしょうか。
「北の国から」の脚本を書いた倉本聰は、今年4月に札幌市で開催された「G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合」で次のようなメッセージを送りました。
あなたは文明に麻痺していませんか
石油と水はどっちが大事ですか
車と足はどっちが大事ですか
知識と知恵はどっちが大事ですか
理屈と行動はどっちが大事ですか
批評と創造はどっちが大事ですか
あなたは本質を忘れていませんか
あなたは己れの体内のエネルギーだけで生きるということを忘れていませんか
己れのエネルギーの消費を抑えて他のエネルギーに頼っていませんか
環境問題はすべてそこから発しています。
地球環境を正常に戻すには今の豊かさを少し犠牲にして時代を戻すしか方法はありません
文明社会というこのスーパーカーはブレーキとバックギアをつけ忘れました
こんなスピードは要りません こんな眩しさも要りません
我々人類は今立止り 地上の植物、けものたちにならい
謙虚につつましく生きましょう
我が世の春を謳歌して、豊かさを求めるのはやめましょう
環境問題を解決するにはその道しかないと考えます