世の中に雑用はない!

最近ご近所の方がお弁当を買いに来てくださることが多くなったと感じています。8月から献立の内容は勿論のこと、盛付や味付けを、女性やご高齢の方に焦点を当てたお弁当になるよう見直しを行いました。目に見えにくいのですが、わずかな改善が皆様に少しずつ支持されてきているように感じます。ありがとうございます。

利用者さんが増え、お弁当作りだけでは手が多すぎるため、事業所内でできる内職を頂いて作業を行うことが増えてきました。内職の一例ですが、緩衝材(細長く裁断された紙)を球状に丸める作業があります。決して難しい作業ではありません。どちらかと言えば単調な仕事です。特に午後からは眠さも加わり、うとうとされる利用者さんもおられます。中には「ほかの仕事がしたい」と露骨に不満をぶつけられる方もおられます。

内職も時間つぶしで行っている訳ではありません。丸めたものを納品すると報酬を得ることができます。そして、その報酬は利用者さんの工賃の原資にもなるのです。それを説明すると、皆さんの表情が真剣になります。

なにせ工賃が減っては困りますもの!

ところでお盆休みがあった関係か、一時的でしょうが、盆明けから内職のお仕事を頂くことができない期間がありました。その時は洗車をしたり、草取りをしたり、と皆さんにしていただく仕事を作るのに苦労しました。そして、改めて仕事があるのが当たり前ではないこと教えられましたし、仕事のありがたみを痛感しました。

うららかな風の皆さんが、本意ではない仕事であっても、決して手を抜かず、弱音を吐くこともなく、最後まで成し遂げることができる‥そんな人になって欲しいと思っています。