一粒のチョコに涙腺が…
今日はバレンタインデー。「社長さん、これ食べて」。利用者さんから一粒のチョコレートを頂きました。経済的に決してゆとりがある訳でもないのに…。その気持ちが、本当にうれしくて、うれしくて。どんな高価なチョコレートよりも、この一粒のチョコレートは心に沁みました。ありがとうございました。
さて、昨日のブログでは弁当業界の厳しい現実について触れました。新規でご注文いただいたからと言って、2回目があるとは限りません。時には、心に刺さるような厳しい声を頂戴することもあります。そうした耳に痛い情報はできる限りオブラードに包んでスタッフに伝えてきました。厳しい言葉は私が受け止めればよい、それがスタッフへの配慮だと…。でもそれは誤りだと気づきました。”ナンバーワンを目指す”と書きましたが、上を目指すためには厳しいお言葉もきちんと受け止めない限り、階段を上がっていくことはできません。それを乗り越えることができて、はじめてナンバーワンになれるのです。ですから、これからはお客様の厳しい感想もそのままスタッフに伝えていきます。
私がスタッフに伝えた「今朝の言葉」です。
『お名前も、お顔も分かりませんが、私たちが作る弁当を楽しみにされている方々がおられます。お客様の顔を想像してみてください。フタを開けた瞬間に心躍るようなワクワクした顔、口にされた時にはじけるような笑顔。そんなお弁当を作ろうではありませんか。そのためには一個一個のお弁当に最善を尽くさなければなりません。「一個入魂」。その思いを体現するのは、料理長だけでなく、スタッフの皆さん、そして利用者さんも含む全てのうららかファミリーです。弁当作りは、途切れることなくこれからも続いていきます。お客様から厳しい言葉を頂戴すると、顔を背けたり、下を向きたい気持ちになります。負けないで欲しい。それをも糧(かて)に明日に向かうのです。3歩進んで2歩下がる。でも歯を食いしばって1歩だけは前に進めるのです。』