もうけてますねの言葉に過剰反応
昨年に倣うと年末のこの時期は注文が落ち着いてくるのですが、2年目の今年は年の瀬になってもたくさんのご注文を頂いております。本当にありがたいことです。ご注文をいただくということは、お客様から評価されている証です。その評価を維持していくことはとても困難なことですが、この程度で良いなど妥協することなく、心を込めて一つ一つ丁寧にお作りすることが大切だと思っています。
8月から開始したベーグルの販売は、お客様からの反響も大きく、今では弁当販売の売上アップの一翼を担ってくれています。事前の準備の都合でベーグルの販売ができない月曜日の注文数が目に見えて少なく、そのテコ入れのため来年1月からドッグパンの販売を開始することにしました。どの様な反響があるのか今から楽しみです。
クリスマススペシャルの日にある利用者様から「たくさん売れて、もうけてますね」と仰いました。彼女は生まれながらの個性をお持ちで、感じたことを斟酌せず口に出してしまいます。恐らく前述の言葉も「たくさん売れて良かったですね」という意味での発言だったと思いますが、その言葉が私の心の琴線に触れたため、語気を荒げて否定してしまいました。頭を冷やして考えると、私が反応する必要性はなかったと分かるのですが‥。
昨日、社名の由来についてブログに書きましたとおり、私は私利私欲のために事業を行っているのではありません。そもそも就労継続支援B型事業所が行う生産活動で得られた利益は、弁当販売にかかる経費を除いて利用者様に還元しなければなりません。加えて昨今の物価高による経費の増加で、収益を圧迫しており、そもそも弁当事業での利益はほとんど出ておりません。給与、食材費、税金、家賃等の支払日が近づくと、通帳とにらめっこ。今月は支払いができなかったらどうしよう…と不安で不安で仕方ありません。
利用者様が楽しそうに弁当を作っている姿を見ると、安息の地であるうららかな風を絶対に守っていかなければならないと強い思いになります。そうです、どんな苦難が待ち受けていようとも、絶対に利用者様を守り抜いて見せます!