慈愛真実~ニチイ創業者 西端行雄さん
今日からブログを再開させていただきます。弊社のホームページの不具合があり、差し控えておりましたが、月も変わり気持ちも新たにブログを再開させていただきます。拙い内容ではございますが、お時間がある時に目を通してくださると大変うれしく存じます。
さて、6月がスタートしました。梅雨のジメジメした気候は人を不快にさせますし、何より長雨や豪雨は災害を招きます。勿論災害はあって欲しくありません。しかし災害は場所を選びません。ですから私たちはそれに備えるしかありません。「福山は昔から台風や大きな地震がなく安全」という根拠のない安全思想は頭から取り除き、しっかりと準備をしておきましょう。
今日はうららかな風で根強い人気の「タコライス」、そして、いま絶対的に支持されている「焼きさば寿司」の二枚看板が並ぶ豪華な日となりました(勝手に思っています)。とてもみずみずしいトマトが色鮮やかなタコライスは味だけでなく映えも最高。焼きさば寿司は半身をそのまま使用しており、料理長の自信作。一度食べたらやみつきになること必至。焼きさば寿司は明日もメニューに載っております。ぜひ一度ご賞味ください。
追悼集『慈愛真実』は、かつて「仏」と言われた商人、ニチイ創業者の西端行雄さんのもの。1982年、66歳で他界した西端さんは戦争で負傷後、小学校教員となりました。生徒たちと共に赴いた疎開先で、のちに妻となる春枝さんと出逢うことになります。戦後、生きていくために春枝さんと共に行商から商いを始めました。1963年にはニチイ(2011年イオンリテールに吸収)を設立、主に西日本を中心に成長した総合スーパーでした。
追悼集の冒頭に、こう記されています。
「愛と真実の灯で周囲を照らしていれば、周囲もまた、愛と真実の灯をもって照らしてくれる。それは、商人として、また人間として、何にもかえがたい幸せである。商人の心とは、人の心の美しさにその根源がある。そして人の心の美しさとは、愛と真実の灯を高く掲げお客さまの幸せを願い、その生活をお守りすることである」。
「われ必ずしも聖にあらず、かれ必ずしも愚あらず、ともにこれ凡夫のみ」とは、西端さんが生前よく口にされた仏教の教えです。自らを決して過信せず、むしろ己に対して厳しすぎるほど厳しい人でした。
人間としての弱さを悟ることで、そこに本当の強さが生まれます。愛される商人とは、頼れる隣人であり、賢い生活者であり、誠実な人間にほかなりません。西端さんが生涯をかけて追求した「慈愛真実」とはそういう意味なのです。
『愛される商人とは 頼れる隣人であり
賢い生活者であり 誠実な人間である』