お父さん、お母さんの由来
連日、たくさんのご注文を頂きまして、心より感謝しております。明日は日替わり弁当のご注文だけでなく、明日の特別メニュー「バターチキンカレー」の注文を想定以上のご注文いただきました。当然配達先も通常より多くなります。配達担当者から「大変なことになっています。明日は必ず定刻通り弁当を作り終えてください。定刻に出られれば何とかしますから」。はい、承知しました。必ず10時30分に出発できるように作ります。熟練したスタッフは勿論のこと、修練を重ねてきた利用者様がいてくれます。みんなが「ワンチーム!」になれば、乗り越えることが出来るでしょう。しかし、一番大切なのは「一個入魂」です。時間通りお弁当をお届けしても、雑に作られたものであれば意味がありません。お客様は、私たちの心を込めたお弁当を待っておられるのですから!
「お父さん」という言葉には、日本人の美しい心が込められているのをご存じですか。『日本のこころの教育』に、次のような話が紹介されています。
女性達は結婚してから思ったのです。夫は、自分や子どものために一所懸命外へ出て働いて、毎日毎日の糧、生活の糧を運んでくれる。女性たちに危害を与える賊が来ると追い払ってくれる。「まぁ、なんて尊いお方だ。やっぱり、夫も太陽さんのように尊い人だ」と言ったのです。この「尊(とうと)」いという言葉から、お父さんのことを「とうと」というようになったそうです。
「お母さん」の「か」は、大和言葉で「火、日」という意味で、カッと熱く輝く様子を指しています。日の光はその字が示すように、力(power)であって、万物の命の源でもあります。「あ」は大和言葉の「生れ」から取られたもので、愛のエネルギーで命を生み出すことを指します。お母さんとは、太陽のように明るく輝く女性を表した言葉です。
昨日、母親から虐待を受けた男の子の詩を紹介しましたが、子どもたちにとって、お父さん、お母さんが、この言葉のような存在であって欲しいと心から願うばかりです。